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100円ショップの材料で頑丈な折りたたみ椅子を作ってみました

↑ 折りたたみ椅子(完成形 横から)

↑ 折りたたみ椅子 完成形(折りたたみ後)


↑ 折りたたみ椅子(完成形 上から)

↑ 折りたたみ椅子 完成形(下から)

↑ 購入した板を両面テープとガムテープでくっつけただけの構造部

きっかけはYouTubeの動画で折りたためるダンボールの椅子を見て「これ欲しい!」と思ったことでした。
また現実に以前部屋にあった椅子を人に差し上げてしまい、たまに高い所を掃除をしたり、モノを取ったりする時に不便さを感じていたので、普段はスペースを取らずにいざという時だけ使える折りたたみの椅子が必要だったという事もあります。

まず、今回椅子を製作するにあたり以下の条件をクリアしたいと思いました。
1. 壊れるのではないかとドキドキしながら使う事は避けたかったので、強度は十分確保し安心して使えるものとする。
2. 誰でも作ることが出来る様、使う材料は100円ショップで手に入る材料のみとする。
3. どうせ作るのであれば長く使えるモノ、もしくは痛んだ部分のみ修復可能な作りにする。

上記の条件をクリアする為、プラスチックボードやハトメ、丸ゴム、ガムテープ等を使い、修復可能な構造にしてみました。

折りたたみ椅子の作り方とその構造等

上の動画を見て同じ様なものを作ろうと思ったのですが、まず折りたためるダンボールの折り方が分からなかったので色々調べているうちに、上村文隆先生の「はまぐりの数学」というホームページでその答えを見つけました。
http://sky.geocities.jp/bunryu1011/oritatami.html

『円柱を折りたたむ』の実験で空き缶2本に紙を巻いてねじると自然と目指している折り方が出来るという事が目から鱗でした。
自分でもやって見ましたが、面白いくらい綺麗に三角形の折り目が出来ました。
折り数の多い折り紙を折っている時、あまりの数の工程数に一気に折線が完成する方法があれば便利だなと考えた事があるのですが、『円柱を折りたたむ』の缶を使った方法はまさに折りを一瞬で作ってしまう方法として大変面白いと感じました。
出来上がる三角形の角度についても分かりやすく解説してあり大変勉強になりました。

折りたためるダンボールの折り方を理解したところで、自分の欲しい椅子のサイズを考え展開図を作りました。(単位はmm)
(角度の詳細をご覧になりたい方は図面画像をクリックして画像詳細ページに移動後、再度画像をクリックしていただき拡大表示してください。)

↑ 折りたたみ部分の展開図面

↑ ハトメの位置(この位置でなくても構わないので参考程度に・・)

基本的には谷折り部分にハトメを用いていますが、例外的にセンターの山折り部分にもハトメを使いました。これは一番ボードが重なる部分(間にボードが4枚重なります)でパーツの左右でガムテープの広がり方が異なるため、少しでも右側の膨らみを押さえるために用いました。

↑ A2のプラスチックボードで作れる部分 (最終的にこれを4つ繋げます)

↑ その裏側

まず最初に・・

↑ 折り目に沿ってカットし終わった所


今回の場合、全ての三角形は合同なので、正確にカットしてあれば何処にどの三角形が来ても良いのですが、
プラスチックボードのライン模様や手作業のズレをなるべく抑えるためカットした位置通りにくっ付けています。

↑ 山折り部分の裏に黒のガムテープを貼った所

↑ ハトメ位置に軽く印をつけ終わった所

↑ ハトメをつけ終わった所


この後ハトメを丸ゴムで繋いでいきます。

↑ 折りたたみ部分の完成

↑ 強度を出すため座る側には円形のプラスチックまな板を挟み込みます


この上に1辺146mmの8角形のプラスチックボードを乗せ、ハトメと丸ゴムで固定します。
下側(足側)の8角形は1辺126mmの8角形で蛇腹の折りたたみ部分の1辺と同じ長さにしました。
直線定規のみで8角形を描く場合ですが、私と同じ失敗をする方はいないと思いますが、一応お伝えしておきます。最初に正方形を描いてはいけません。一辺の長さは45度の直角三角形で例えると1:1:ルート2のルート2に対応する長さですので、正方形を描いてから1辺の長さに分割していく方法では8角形になりません。
万一失敗したとしてもこの方法で描いた8角形の方が大きいので、修正可能ではあるのですが・・・

足側8角形の裏面には1枚プラスチックボードを追加し段差で構造部を固定します


十字よりも8角形の方が構造材をセットしやすいのですが、今回は構造材を減らしたかったので十字にしました。十字の場合、上部と下部の間に出来る8角形の4頂点に十字の頂点がピッタリと挟まります。
最後に蛇腹部分と足側8角形もハトメと丸ゴムで繋ぎます。(ハトメ位置は各辺の中点から10mm内側の位置です)

構造部の木材(400mm × 100mm × 6mm)は2枚を両面テープでくっつけて厚みを倍にした後、ガムテープを使って十字に折れ曲がる様にします。

以上で一応完成すると思います。たぶん・・

材料
・ プラスチックボード A2サイズ 6枚 (もしくはB4サイズ2枚入×4 + A2サイズ 2枚)
・ 直径30cmのプラスチック製 円形まな板
・ 400mm × 100mm × 6mm 木材(2枚入) ×4
・ ガムテープ(出来ればボードと同じ色のもの)
・ハトメ 200個入 1袋 
・丸ゴム 7mのもの ×2
(※ ハトメを使わず蛇腹部分を折のみで作りたい方は上記寸法を参考に板ダンボール等サイズの大きい材料を入手してください)

↑ ハトメを使う際に必要な道具(これも100円ショップで購入しました)

今回プラスチックボードやハトメを初めて使ってみましたが、気づいた良い点は以下の通りです。
●プラスチックボード
ダンボールより鋭角にカットした部分が綺麗に仕上がり、それを持続出来ます。
プラスチックなので、ガムテープを何度も貼ったり剥がしたり出来ます。
耐水性があります。(汚れ等を水を使って拭き取れます)
加工のしやすさはダンボールと同じです。

●ハトメ
プラスチックボードと凄く相性が良いです。
ハトメと丸ゴムを使って折りを再現すると180度完全に折り曲げる事が出来る為、今回の様な折りたたむ構造の場合より小さく折りたたむ事が出来ます。
ハトメを使ってパーツを細分化すると痛んだ部分だけを交換できます。

(オマケ)
何故わざわざハトメ!? そこに行き着くまでの長い道のり
● まず、100円ショップの『ダイソー』に行き、プラスチックボードというダンボールをプラスチックで再現した様なボードを見つけました。(使うのは今回が初めて)

● プラスチック製ですのでダンボールの様に折ることは難しいと考え、折るのではなく各パーツをガムテープで繋げて折りを表現しようと考え、黒のガムテープを買いました。
(結論を先に言ってしまいますと、プラスチックボードも工夫次第で折ることは出来ました)
外側からガムテープが見えるのは嫌だな~とこの時点では漠然と考えていました。

● 椅子の足に相当する構造部の材料は色々見て悩んだ末、加工しないで使えるサイズのあった木材にしました。

● 座る部分の構造材はプラスチックボードだけでは不安でしたので、プラスチック製の円形のまな板をボードの下に置くことにしました。

● その後、なんとなく上の階に行き、何かないかと物色している時、ハトメを見つけました。
ハトメも存在はもちろん知っていましたが、今まで自分で使う機会はありませんでした。ただ、その時は根拠もなくこれは使えると思い、ハトメとハトメパンチ、穴を開ける道具、丸ゴム等を購入してしまいました。

家に戻り、早速ハトメとプラスチックボードを使って折りを再現してみると予想以上に良い仕上がりでしたので、表から見てガムテープの見えない山折りはガムテープを使い、谷折り部分をハトメと丸ゴムを使う事にしました。この時点ではものすごい数のハトメ加工が待っているとは全く気づかずに・・

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コメント:3

Aじゃん 11-10-30 (日) 9:49

結局合計で費用はどのくらいでしたか?

bluebird0070 11-10-30 (日) 20:25

コメントありがとうございます。
材料費の合計は1,575円です。(ハトメ加工用工具は別途315円)

内訳
・ プラスチックボード A2サイズ 6枚 (もしくはB4サイズ2枚入×4 + A2サイズ 2枚)  600
・ 直径30cmのプラスチック製 円形まな板  100
・ 400mm × 100mm × 6mm 木材(2枚入) ×4  400
・ ガムテープ(出来ればボードと同じ色のもの)  100
・ハトメ 200個入 1袋  100
・丸ゴム 7mのもの ×2  200

黒田 17-10-30 (月) 9:58

義侠心がすごく強く、社会への適応性がある。

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